「小さな風景」の小さな実践 / 「スキマをひらく」展の参加
「小さな風景」をつくりつつ「小さな風景」を展示する
京都市立芸術大学の一角にある京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAで、「小さな風景」の展示をさせていただきました。2025年5月3日〜6月22日に開催された「スキマをひらく」展の参加になります。設計に関わらせていただいたギャラリーの中で展示できる貴重な機会です。設計で工夫した大きな展示壁を使いこなすべく、ランダムな配置にしています。展示壁の配置は、実は、向かいに展示している「小さな風景」の事例写真にでてくるソファの配置をなぞらえています。つまり「小さな風景」の写真の展示をしつつ展示風景もまた「小さな風景」になるような、入れ子的な関係性を作っています。
副産物産店ともコラボ!
椅子を寄せ集めてラウンジをつくりました。漆工専攻や芸術資源研究センターの先生方からお借りしたり、大学内で見つけてきたのですが、それらの椅子のほとんどは移転前の沓掛キャンパスで使われていたものです。その中には、京都市立芸術大学の設計JVチームメンバーでもある山田毅さんと矢津吉隆さんによる副産物産店からお借りした椅子も混じっています。椅子の寄せ集めでできたラウンジは「小さな風景」の定番なのですが、その感じを再現しようとしました。と同時に、大学内でこうした場所がどんどん生まれるようなことを願いながら、ひとつの使い方の事例として表そうと思いました。つまりこの展示は私(乾)にとって展示でもあり、建築設計の続きでもあるのです。
「小さな風景」+まんが=ニューアプローチ!
「小さな風景」の写真だけを展示しても、なんだかよくわかりません。ということで、写真でみていただきたいポイントを解説すべく、有名な探偵キャラクターにまんがで登場させ(写真はアガサ・クリスティのミス・マープル、のつもり)、どんなところに着目しているのかを解説してみました。展覧会でご一緒したのは学長の小山田徹先生、田中功起先生、そして副産物産店です。このような著名な方々の中にあって大丈夫かなと思いつつ、「小さな風景」づくりと「小さな風景」の解説を試みてみました。展示風景の映像もあります。お時間ある際にぜひご覧ください。
- 期間
2025.5.3〜6.22
- 所在地
京都市立芸術大学内 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
- 担当
乾久美子、安東慧、北垣直輝