既存キャンパスにラーニングコモンズを増築する / 共愛学園前橋国際大学4号館 Kyoai Commons
多様な機能が混ざりあうことで生まれる共有の感覚
既存キャンパスの増築計画です。学生食堂、パソコンで自由に自習できるスペース、アクティブ・ラーニングを行うスペース、一般教室が集められており、大学全体のラウンジのような場所となっています。「壁柱」を部屋の大きさから割り出されたリズムで配置し、機能同士を穏やかに分節しています。静かで小さなスペースや大きくて賑やかなスペースが穏やかに隔たりながら同居するようなプランニングとすることで、学生や先生が自由な発想で建物を使用できるようにすると共に、ラーニング・コモンズらしさが自然に育つような状況をつくることを目指しました。
第4版コンパクト建築設計資料集成に掲載決定!
日本建築学会が定期的に刊行するコンパクト建築設計資料集成の第四版に掲載されることが決まりました。コンパクト設計資料集成といえば、建築を学ぶ学生は必ず触れる基本の教科書で、乾も学生の時は(今でも…)すべてのページを記憶するぐらいに読み込んだ本のひとつです。学校建築のひとつのあり方として広く認めていただいたと感じており、とてもうれしいです。
information
- 期間
2010.8〜2012.03
- 用途
大学
- 担当
乾久美子、奥山尚史、山根俊輔、綿引洋、大石藍
- 所在地
群馬県前橋市
- 延床面積
1954m2
- 設計
建築 乾久美子建築設計事務所
構造 佐藤淳構造設計事務所
設備 環境エンジニアリング
照明 シリウスライティングオフィス
サイン list- 施工
建築 鹿島小林特定共同企業体
機械 三洋電機ファシリティエンジニアリング
電気 利根電気工事- 撮影
阿野太一