ランドスケープエコロジー

20061025

地域における人間と環境のかかわりを生態学の視点から捉え、人間生活のために地域環境の保全と創出のあり方を研究している武内和彦氏による本です。この本のメインテーマである「ランドスケープエコロジー」という手法は生態学の分野で高く評価されてきており、地域を生態学的に捉えることの重要性が世界的に再評価されています。ランドスケープは日本では「景観」と訳されることが多いですが、ドイツではその語源に「地縁共同体」という意味があり、土地の上に人々が営みを展開し、地域的まとまりを呈するということが本質的な意味であると述べられています。自然環境を構成する様々な要素の関係も紐解きながら、人間生活とどう共存していくのか、というランドスケープの本質的な考え方に触れられる一冊です。

出版年月日:2006.10.25
出版:朝倉書店
著者:武内和彦

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