PUBLIC HACK

20190925

まちなかの公共空間が本当の意味で自由ではないことを問題提起しつつ、利用者・管理者双方の視点から現代の公共空間に内在する課題があぶり出されています。特に管理者側の視点では、官民連携を行うことの課題が挙げられており、一見賑わっているようにみえる広場のマルシェがマニュアルやルールに縛られて商業空間化していることが指摘されています。利用者の自由をできる限り最大化するためのマネジメントとはどういったかたちがありうるのか、本書ではいくつかの事例が紹介されていますが、われわれ設計者の立場としては何ができるのかを考え続けなければいけません。

出版年月日:2019.9.25
出版:学芸出版社
著者:笹尾和宏

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