ウォークス 歩くことの精神史
20170730
ルソー、キルケゴール、ワーズワース、ベンヤミン、、、時代もフィールドも違えど様々な場所に「遊歩者」と呼ばれる散歩名人がいました。哲学者や詩人に限らず、私たち設計者もすべては歩くことから始まり、身の回りの観察からさまざまなヒントを得ています。著者は「誰もが歩くことについてアマチュアである」と述べていますが、私たちはアマチュアとして歩きまわりながら、設計という領域に何が還元できるでしょうか。「小さな風景」がどのように発展していくのか、私はまだわかっていません。常日頃、遊歩者というアマチュアリズムと、設計者というプロフェッショナリズムの間に揺れながら仕事をしています。
出版年月日：2017.7.30
出版：左右社
著者：レベッカ・ソルニット
