「自然」という幻想 多自然ガーデニングによる新しい自然保護

20180719

本書は、「自然」が持っている「人間が関与していない」というニュアンスを排し、人間の活動を含みこんだものとして自然を捉えなおします。その視座に立つことで、都市空間に散らばる些細な緑の姿についても自然と捉えることができます。建築の設計で緑を取り扱う場合、どうしても小さな範囲に限定されてしまうのですが、そこにポジティブな面を見出せるのではないかと感じさせる本です。

出版年月日:2018.7.19
出版:草思社
著者:エマ・マリス
訳者:岸由二、小宮繁

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